Squall スコール

誰か人を好きになる気持ちは、突然の雨に似ています。

年下の男の子♪

お仕事の話。


去年の夏、夏休み中の学生さんがアルバイトで沢山入ってきて、


まるで学校みたいに、賑やかで楽しい時間だった。




私の席の向かい側に、24歳の男の子が入ってきた。


この子は学生ではない臨時の子だった。


明らかに、私の顔を見て興味ありげにニコニコしてる(*^^)


どうしよう・・・。


興味持ってくれるのはいいが、私、年下の子って得意じゃないんだよね。


何話していいか、わからないし。


あっちの女子大生の子とでも話しててくれないかな。



そんな私の思惑も関係なく、24の彼は私に話しかけてくる。


俺、サッカーやってるんすよ、フォワードっす、あ、攻めるポジションですよ。



明るくていい子だなぁと思った。


仕事も凄く一生懸命だし、好感を持った。



彼には同じ職場に彼女がいて、その彼女さんはナント私と同い年。


歳の差カップルだぁ、


だからこの子、年上の女の人がいいのか。


・・彼女さんは、私が彼と喋ってても、妬くとか全くなく、普通にフレンドリーに


接してくれた。天使のような良い人だった。




で、


この24歳の子と、大学生の男の子が仲良しだった。


大学生N君。


みんなから愛称で“Nちゃん”って呼ばれていた。


24彼と、Nちゃん、私の3人で、お昼はよく喋っていた。


何か、彼らと気が合った。


大学生のNちゃんは、就職活動の悩みとか。


私が当時抱えていたものをそのまま正直に喋ってくれたので、


私も出来る限り話をきいた。


「Nちゃんと美雨さん仲いいね」


って、職場内でちょっと公認カップルみたいな雰囲気になった。



「美雨さん、Nちゃんと2人っきりで話してて、大丈夫すか~


危険ですよ~」


お昼の時間、24彼がからかいに来た。


「この人は危険な人なんかじゃありません(笑)!」私。


特にロマンスがあったわけじゃないが、毎日楽しく、笑って過ごした。


例の彼と離れて、こういう何気ない時間を持てるのも新鮮だった。




そして、学生さんたちが働く最終日。


Nちゃんはいつにも増して、真面目な顔をしていたと思う。


休憩時間に、私が何気なく


「この席、逆光だから作業しづらい・・・」


と言ったのを聞いて、


「美雨さん、僕代わりますよ!」


とすぐに動いてくれた。


え、ありがとう~、いいの?!


私は、ビックリしたのと、Nちゃんの気持ちが胸に真っすぐ入ってきて、


何だかドキドキしてしまった。



帰り際・・・


経営者さんご夫婦は、みんな一人一人に、自家製の野菜を分けてくれた。


私は、家に沢山野菜があったから遠慮して、貰わないことにした。


それを見たNちゃんが、


野菜をもう一袋手にすると、私の方に向かって歩いてきて、


「美雨さん、どうぞ!!」


と、差し出してくれた。


「え、あぁ~、いいの、いいの、私沢山あるから、ごめんね、ごめんね。」


せっかくの彼の気持ちが申し訳なく、嬉しくてドキドキするのもあり、


私はテンパっていた(笑)


何かますますNちゃんのストレートな思いを感じる・・・。




とはいえ、連絡先を交換するでもなく、彼とはそのまま、それきりだった。


「美雨さん、頑張ってくださいね!」


「N君ありがとう。就職いいとこに決まるといいね、頑張ってね。」


それが最後にかわした会話だった。




あれから、私は街で何度もNちゃんの姿を無意識に探してた。


就活がどうなったかはわからない。


でもきっと、元気でいると思っている。


24彼君と一緒に、きっと元気だ。